プロダクトアウトとマーケットイン その2

川口直志(a.k.a. しるば)

2012年05月27日 22:57


前回、プロダクトアウトとマーケットインの話を少しだけしました。

たとえば、女子会プラン。

『最近、女子会が流行っているようだな。よしっ、女子会プランをつくろう!』と旅館さん。

たしかに市場ニーズは高いキーワードではありますね。

じゃらん.netの人気キーワード(集計期間:2012年05月14日~2012年05月20日)でも65位に入っています。
しかし、女子会と言うキーワードを含むプランを販売している施設は1,000軒を超えています。(じゃらん.net登録宿泊施設数:22,354軒)

ライバルが多いということですね。

ということは、ライバルとの違い(良さや独自性)を付加しなければなりません。

ここは、プロダクトアウトの考えを取り入れてもいいのではないでしょうか。

ユーザーが元々望んではいなかったものでも、『あっ、こんなのあるならここの旅館にしよう』と決め手になるからです。


※ちなみにじゃらん.netの人気キーワード64位の「大部屋」を含むプランを販売している宿泊施設は、463軒でした。
『女子会プランを販売するより、「大部屋プラン」を販売したほうが売れるかも…。』、『「女子会」と「大部屋」、両方のキーワードを含んだプランをつくってはどうか…。』と考えてみるのもいいかもしれませんね。


ある旅館さんでも遅ればせながら女子会プランの販売を始めようとプラン案を練っています。

今度の記事では、どんな方法でプランを組み立ててきたか、どんなプランを販売しようとしているか、問題ない範囲でお伝えしたいと思います。

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