お仕事
『商品が多すぎて分かりにくいから少なくしよう!』は誰の意見?
それぞれの部屋タイプは定員数が違いますが、1部屋当たりの利用人数で4通りの料金設定があるとすると…
1プランにつき、4×4=16の料金設定が必要となります。
40プランでは、
宿泊プラン数 × 部屋タイプ数 × 利用人数
20 × 4 × 4 = 320
すごい数ですね。
さらに、この旅館さんでは、デイユースプランも複数販売しています。
お料理のバリエーションも増え、調理場も大変だというのです。
ちなみに、この旅館さんの部屋総数は40室、平均宿泊単価は14,000円程度、その地域では少し大きめの旅館さんで、売上は伸び悩んでいます。
少し考えてみてください。
『商品が多すぎて分かりにくいから少なくしよう!』
これは、完全に旅館さんの都合だけで意見しているだけです。
お客様の立場になって考え直す必要があるのではないでしょうか。
お客様は自分にあった商品・サービスを探して、購入・予約します。
「十人十色」どころか、「一人十色」といわれる時代です。
その旅館さん、決して楽をしようとしているのではないのですが、お客様目線での思考が低くなっていたようです。
今一度、お客様目線で、プランラインナップを見直して、
お客様目線で分かりにくいところや不足しているところを修正・整理することを中心に考えましょう。
注意しなければならないのは、
・ターゲットを幅広くして、その旅館さんのウリが不明確になってしまわないこと。
・無理をしすぎて、お客様に対するサービスやホスピタリティがおろそかにならないこと。
…などですね。